小さいときに覚えておきたい生活のやり方

本園の重点取組み

平成27年度、せいとく幼稚園では、発達段階に応じた生活習慣の習得を重点教育と定め、「しつけシリーズ」(小さいときに おぼえておきたい 生活のやり方)の冊子を作成し、保護者の協力を得ながら、仮説をたてて実践教育を行っています。

幼児期の子どもは著しく脳が発達する時期です。この時期に良い生活習慣を身につけることが出来れば、一生の財産となります。

発達段階に応じた生活習慣とは

正しい食事の仕方
衣服の着脱のやり方
正しい睡眠のとり方
決まった場所での排泄のやり方
身辺を清潔にする仕方
挨拶ことばを覚える

・幼稚園では、正しい食事の仕方として、目標「正しい箸の扱い方100%を目指す」を立て、箸使いや食事のマナーの指導をしています。
・給食は、専任の栄養士がたてたメニューで、栄養バランスの取れた給食を食することが出来ます。
・衣服の着脱のやり方として、上着の着方・脱ぎ方、ボタンのかけ方、パンツのはき方、くつ下のはき方・脱ぎ方、洋服のたたみ方の習得に取り組んでいます。
・正しい睡眠のとり方として、上手な睡眠の取り方を伝えます。
・決まった場所での排泄のやり方として、トイレの使い方、排泄の仕方を指導しております。
・身辺を清潔にする仕方として、衣服の整理・整頓に取り組んでいます。
・挨拶ことばを覚える手段として、13の挨拶ことばを覚え、いつでも、どこでも、どんな時でも、誰にでも、はっきりと相手に伝わるように取り組んでいます。

目標 正しい箸の扱い方100%を目指す

幼稚園で園児は、六角箸を使い、箸の扱いの習得に取り組んでいます。
満3歳児や年少児は、給食時に保護者に来ていただき箸指導のポイントを教え、成果が出ています。また、給食時に調査、指導をし、保育参観時に箸指導のコツや達成状況などを伝えています。

目標 衣服の着脱のやり方

上着の着方・脱ぎ方
ボタンのかけ方
パンツのはき方
くつ下のはき方・脱ぎ方
洋服のたたみ方

入園してすぐに、幼稚園では冬制服の上着の着脱を学びます。
小さいときに おぼえておきたい 生活のやり方(冊子)の14ページの、「クルリンパッ」で、ほとんどの園児が一人で上着を着られるようになります。小さなボタンも自分でできるようになります。

6月からは夏服登園です。秋にまた上着と会いましょう。

洋服のたたみ方も上手になります。
手順を考えた「たたむ」という行為は、脳を活性化させます。

目標 上手な睡眠の取り方

「眠り」は、脳の大切なエネルギー源です。
「良い眠り」の習慣をつけるには、睡眠への良い導き方があります。
小さいときに おぼえておきたい 生活のやり方(冊子)の28・29ページ

目標 正しい排泄の仕方

~排泄は、脳からの刺激です!!~

「出ちゃった・・」間に合わず漏らしてしまう事もありますが、そんな時は決して
叱らず「今度はトイレでしましょうね。」など次に期待が持てるように言葉をかけましょう。
また、寒暖の差により、排泄の間隔も長くなったり短くなったりします。

幼稚園で、大便をした時には、自分で拭けるように指導しています。排泄の自立を促して、子育てにちょっとしたゆとりをつくりましょう!!

目標 整理・整頓は脳をきたえる!!

手順や順番を考えて行動をとるとは、脳細胞のネットワークが活性化し、脳の基礎能力がUPします。衣服の整理・整頓は子どもの自立が目的であり、親の仕事の手伝いと考えるのは避けましょう。 幼稚園では、自分の道具箱は、自分で整理・整頓しています。

目標 身に付けよう!13の挨拶ことば

~いつでも どこでも どんなときでも だれにでも はっきりと伝わるように~

「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」
「さようなら」「いってまいります」「ただいま」
「いただきます」「ごちそうさまでした」
「おやすみなさい」
「ありがとう」「ごめんなさい」
「はい」「いいえ」

みなさんは、いくつ言えますか?

挨拶ことばは、人間だけが持っているコミュニケーションの手段です。
人間の脳は、「ことば」によって発達してきたといわれています。
脳にとって「ことば」は、とても大事なものなのです。日常生活の中で覚えましょう。一度覚えたものは、脳は忘れません。大人がお手本を示しながら教えてあげることが大切です。

本園では、園児の成長のきろくをPDFにまとめています。

成長のきろく